水回り修繕リフォーム

 

普段何気なく使っている水道の蛇口は、じつは意外と壊れやすいものです。しかし、蛇口は水を使用する際なくてはならないもので、応急処置が必要になります。業者に依頼してもすぐに来てもらえるとは限りません。キッチンやトイレ、洗面台のどこの蛇口が壊れても、生活に支障が生じます。

業者にみてもらうまでのつなぎとして、応急処置の方法を知っているといくらか生活はできるようになります。この記事では、壊れたパーツ別に応急処置の方法とその後どうすればいいかについて解説します。

蛇口が壊れた時の応急処置

スパウトが折れた場合

スパウトとは、蛇口の水栓本体から伸びる、水が出るパイプのことを言います。スパウトは、ホームセンターやネットショップでも取り扱われているため、誰でも購入することができます。スパウトは、蛇口の水栓本体と小さな袋ナットと呼ばれるもので繋がっているだけなので、スパウトが折れた場合には、袋ナットをレンチやプライヤーで外し、そこに新しいスパウトを取り付けるだけで修理ができます。

レバーが折れた場合

シングルレバーハンドル混合水栓が設置されている場合に、レバーハンドルが折れることがあります。レバーハンドルが折れた場合には、蛇口水栓本体の交換が必要になります。レバーハンドルはその部分だけで販売はされておらず、蛇口水栓本体の交換になります。

蛇口水栓本体を交換する際は、壁つきタイプか、台付きタイプかで交換方法が異なりますので、ご自宅の蛇口にあった交換方法を確認しましょう。

ハンドルが折れた場合

ハンドルとは、水栓本体と壁の中の給水管を繋いでいる部分のことです。ハンドルが折れてしまった場合にも、蛇口水栓本体の交換をする必要があります。ハンドルが付いているタイプは、台つきタイプの蛇口水栓になるので注意が必要です。

 

プロに点検してもらう

賃貸物件の場合は注意が必要

ただし、賃貸住宅やマンションなどで水漏れしている場合には、いきなり業者に依頼するのではなく、先に管理組合や管理会社へ連絡し、判断を仰ぐようにしましょう。

賃貸住宅では、すべてオーナーの所有物であり、退去時にはほとんどの場合、原状復帰で返却するのが原則です。修理の際には、入居時に付いていた蛇口や水栓に交換するように注意しましょう。万一違っていた場合、違約金を支払わなければならなくなるかもしれません。

その他、賃貸住宅の中には、修理する際オーナーや管理会社の意向で、指定の業者に頼まないと行けない場合があります。本来、賃貸住宅で生じた水漏れなどのトラブルは、住人に非がない限り、オーナーの全額負担での修理になります。

そのため、オーナーが指定する以外の業者に依頼すると、後から請求しても応じてくれず、住人が負担しないといけなくなります。その理由には、本当に水漏れがあったのかをオーナー側が確認できないからということがあります。

プロに依頼する場合の費用

蛇口にかかる修理など小さなリフォーム全般に言えますが、依頼した際には、基本料金＋作業費が一般的です。また、予想外の部品の交換や追加の作業が発生した場合には、その分が費用に上乗せされます。

基本料金の中には、調査費用も含まれていたり、作業費の中に部品代が含まれていたりなど、業者によって料金の設定は異なります。

上記の一般的な費用に加えて、場所によっては出張料金の追加請求や時間外料金を別途請求する業者もあります。

水漏れの程度や蛇口の種類によっても、修理が必要な箇所や作業の難易度、部品の値段も変わるため、費用を一概に出すことはできません。したがって、まずは見積もってもらい、納得した上で修理を依頼するのが良いでしょう。

 

まとめ

洗面台や浴室、キッチンなど、どこの蛇口も使用する頻度はかなり高くなっています。そのため、じつは壊れやすいパーツの一つでもあります。

生活のどんなシーンでも水道は必要になるので、とりあえずの応急処置ができると一旦はしのぐことができるでしょう。しかし、素人目にはわからない不備や修理のモレなどが生じている可能性もあり、更に大きな故障に繋がりかねません。応急処置のあとは、業者に点検も兼ねて依頼するのが安心でしょう。

「株式会社IMK」では、蛇口をはじめとする水回りの小さなリフォームも承っております。蛇口が壊れた際には、一度「株式会社IMK」にご相談ください。